
令和4年6月3日、福島市内の一部地域で、ひょうが降りました。
収穫を控えるくだもの(モモ、ナシ、ブドウ、リンゴなど)にひょうが当たり、 傷がつくなどの被害がありました。
被害総額は約6億円に上ります。
ひょう害の状況
栽培面積 | 被害面積 | 被害額 | |
---|---|---|---|
なし | 413.7ha | 190ha | 約2.3億円 |
もも | 612.5ha | 108ha | 約2.0億円 |
りんご | 486.5ha | 158ha | 約1.5億円 |
ぶどう | 51.5ha | 4ha | 約800万円 |
おうとう | 36.6ha | 5ha | 約500万円 |
すもも | 3.2ha | 2ha | 約200万円 |
合計 | 1,604ha 以上 | 452ha 以上 | 約6億円 |
ひょうが当たった部分の傷が残ったり、
形が悪くなると、例年通りの出荷ができなくなり、
販売価格の低下、生産農家の収入減、販路の縮小などが懸念されます。
しかし、傷ついた部分を除けば美味しさは変わりありません。
福島市ではひょう被害を受けたくだものの販売支援を行っています。
福島市長からのメッセージ

福島の農家とくだものを
支えて下されば幸いです。
この度は、福島のくだものを応援いただき、ありがとうございます。 福島市では、6月3日、大粒のひょうが降り、くだものに大きな被害を受けました。ひょうが当たった実は、傷がつき、形が悪くなるなど、いわゆる“ひょう害果”として扱われ、通常の出荷ができません。 しかし、福島の農家が丹精込めて育てたくだものの美味しさは変わりません。実際に手に取って味わい、農家の愛情を感じてください。 福島市では、昨春の霜による被害といい、くだものに関する被害が相次ぎ、農家の落胆も大きいのですが、それでも消費者の皆さんの「美味しい」を励みに、生産を続けています。 引き続き、福島のくだものファンとして、ご賞味いただき、福島の農家とくだものを支えて下されば幸いです。
【福島市の取り組み】
ひょう害に負けるな!農業者支援サイト
ふくしま市場では、
ひょう被害 を受けた『ちょいキズ』くだものの販売で、
福島市の生産農家さんを応援します!
キズの無いくだものと同じ気候や環境で大切に育てられました。
キズが有るか無いかの違いで、味に違いはありません。
皮をむけば通常と同じようにお召し上がりいただけます。
ひょう被害を受けたくだもの一例

梨
■品種例
幸水(こうすい)
酸味は少なく糖度の高い梨。果肉の柔らかさ、果汁の多さで人気の品種です。
収穫時期:2022年8月中旬~9月上旬
豊水(ほうすい)
糖度の高さとほど良い酸味。大きめの果実で食べごたえのある品種です。
収穫時期:2022年9月上旬~9月下旬

りんご
■品種例
ふじ
花が咲いてから果実が成熟するまで200日もの期間をかけ丁寧に育てられます。果汁が豊富なうえ味のバランスが良く甘味と香りはしっかりとしています。 歯触りもシャキシャキと心地よく人気が高いリンゴです。
収穫時期:2022年10月~
サンふじ
「ふじ」を無袋栽培で育て、太陽の恩恵をいっぱいに受けた「サンふじ」。
ジューシーでコクのある味わいで、甘みと酸味のバランスに優れた大変人気の品種です。